みなさんこんにちは!トレーナーの七海です^^
今回は「寝る前の食事は太る?」というテーマでお話ししていきます。
このテーマを聞いて
「仕事が遅くに終わった時はどうしてもご飯が遅くなるんだよな~」
「寝る前どうしてもお腹が空いて寝れない!」
「夜ご飯のタイミングを逃してしまって寝る前になってしまった」
このような経験をされている人も多いんじゃないでしょうか?
実際に私のクライアント様の中にも、先ほど言ったような
「仕事が遅くに終わった時はどうしてもご飯が遅くなるんだよな~」
「寝る前どうしてもお腹が空いて寝れない!」
「夜ご飯のタイミングを逃してしまって寝る前になってしまった」
という経験をされている方もいました。
実際に本屋さんやネットでは、
「寝る前の食事は太ります」
「22時以降は食事をしないようにしましょう」
などという情報が流れているのも事実です。
ほとんどの人はその言葉を鵜呑みにして
「寝る前に摂取した食べ物は体脂肪として蓄積されてしまう!」
といった不安に駆られている人も少なくないです。
ではなぜ寝る前に食事をすると太るという情報が流れているのでしょうか。
それらの考えられる要因と真実をお伝えしていきます。
なぜ寝る前に食事をすると太るという情報が流れているのか
仮説1
就寝中は代謝が低くなるので寝る前に摂取した食べ物が十分に消費されずに脂肪として蓄積されてしまうという説。
これまでのたくさんの研究結果からは就寝中と非就寝中の代謝料はほとんど差がないことがわかりました。
身体は睡眠中であっても心臓や臓器は休むことなく動き続けます。これらの臓器の活動全てには代謝が従います。つまり就寝中に消費されるカロリー数は起きている時とさほど変わらないということなんです。
仮説2
夜は早朝に比べてインスリン値が高いので夜に食事を摂取すると太りやすくなるという説。
夜の方が確かに早朝に比べインスリン値は高いです。
インスリン値が高いということは身体が栄養を吸収しやすいということです。
ですが夜間時のインスリンレベルは日中や夕方のインスリンレベルとほとんど同じであるということがわかっています。
つまり夜寝る前の食事が太るというなら、同じインスリンレベルである
日中や夕方に食事を摂取することも太りやすいということになってしまいます。
仮説3
夜に炭水化物を摂取すると太るという説
炭水化物は私たちのエネルギー源です。
過剰に摂取した分はグリコーゲンとして筋肉量や肝臓に蓄えられます。でもグリコーゲンとして蓄えられる炭水化物の量には限度があります。
グリコーゲンとして蓄えきれなくなった過剰分の炭水化物は体脂肪として蓄積されてしまいます。
つまり夜に炭水化物を過剰に摂取すればもちろん太ります。
でもこれは日中に炭水化物を過剰に摂取して太るということと同じ意味になります。
夜にスナック菓子を食べる人たちは、なぜ肥満傾向にあるのか
それは単純に1日の総摂取カロリー数が総消費カロリーを上回っているからです。
つまり食べすぎてカロリーを摂取しすぐているので太ってしまったということです。
スナック菓子やアイスクリームは1度に全部食べるとカロリーの過剰摂取になりかねません。
そのためエネルギーとして消費されないカロリー過剰分は体脂肪として蓄積されてしまいます。
なのでこれは夜だけでなく昼に同じことをしても太ります。
また最新の研究では太るか太らないかは摂取カロリーと消費カロリーのバランスによって決まるので就寝前に食事には左右されないと結論づけされています。
結論、就寝前に食事をしても太ることはない
ここから分かることは1度にたくさん食べると蓄えきれなくなった栄養が体脂肪として蓄積されてしまうということです。
ここで1度にたくさん食べすぎないために食事回数を増やすということがオススメです。
食事回数を4~6回程度に増やすことで1度に過剰なエネルギーを摂取せずに済みますので結果摂取した栄養素が体脂肪として蓄積されにくくなるというメリットがあります。
増やすというのはいつもと食事量は変えずに食事回数を増やすという意味になります。
食事回数を増やすことでカタボリックを回避することもできます。
カタボリックというのは科学用語で「異化」のことです。
異化とは大きな分子を小さな分子に分解することを言います。トレーニングでは「筋肉の分解」という意味で使われます。
筋肉の分解というのは、筋タンパク質を分解してアミノ酸にすることでエネルギーに変えたり
新しい細胞の材料として再利用したりします。
つまり食事回数を増やすことで筋肉の分解を防ぐので筋肉を落とさないためにもオススメな食事方法と言えます。
ちなみに筋肥大の観点からだと、就寝前のオススメな食べ物は炭水化物(バナナ)と
プロテインパウダーを摂取することが筋肥大をする上では合理的な選択であると言えます。
ただし炭水化物の取りすぎ過剰摂取は昼夜問わず体脂肪として蓄積されやすいので
気をつけていきましょう!
以上になります。いかがでしたでしょうか?
ネット情報や本なども全てが正しいとは限らないので、より正しい選択ができるように
こちらのブログではみなさんのためになる情報を更新していきたいと思います。
次回のブログも楽しみお待ちください。