みなさんこんにちは！パーソナルトレーナーの森内です！
今回のブログタイトルは「アミノ酸」です！
みなさんはアミノ酸についてどのようなイメージをお持ちでしょうか？
・スポーツ時に補給した方がいい？
・疲れた体を回復させる。
・体にとって重要なもの？
様々な意見があると思います。しかし、よくよく考えてみるとアミノ酸について実はよくわかっていなかったり、正しい摂取方法を知らない方が多くいますので、今回はそんな方達に向けてブログを書いていこうと思います。
アミノ酸は体を構成する
人間の体は水分以外でできた約20％の部分、なおかつその大部分である約50％がたんぱく質でできています。そして私達人間の体の中には、約10万種類のたんぱく質があると言われています。
・肌や毛髪
・筋肉や骨
・内臓
それ以外にも体の中では、
・赤血球
・白血球
・ホルモンなど
ほとんどのものは、たんぱく質抜きでは構成されないのです。
このたんぱく質は、アミノ酸が繋がってできたもので、これら約10万種ものたんぱく質の元は
たった20種類のアミノ酸からできています。
つまり私達人間の体を構成するためには、アミノ酸は無くてはならないものなのです。
しかしもう一つ忘れてはいけない重要な役割があります。
アミノ酸は命のもと
たんぱく質は「体をつくっている」だけではなく、体を動かす生命活動のほとんどを司っています。
各種ホルモンや酵素、抗体となって体を維持・調節したり、エネルギーとなり体を動かす源となっています。
たった20種類のアミノ酸が10万種類のたんぱく質となり、「命のもと」となっているんです！
人間のタンパク質を構成するアミノ酸は20種類で、体内で合成できない「必須アミノ酸」と
合成できる「非必須アミノ酸」に分けられます。
必須アミノ酸、非必須アミノ酸の種類は生物種や年齢、生体状況によって異なりますが、必須アミノ酸は食事などから摂取する必要があります。
【必須アミノ酸】
・BCAA（イソロイシン、ロイシン、バリン）
・ヒスチジン
・リジン
・メチオニン
・フェニルアラニン
・スレオニン
・トリプトファン
【非必須アミノ酸】
・アスパラギン
・アスパラギン酸
・アラニン
・アルギニン
・システイン
・シスチングルタミン
・グルタミン酸
・グリシン
・プロリン
・セリン
・チロシン
～アミノ酸の働きとオススメ食品～
前述のとおりアミノ酸は臓器や筋肉などの体タンパク質を作り、ホルモンや酵素、抗体、血液なども作り出す重要な物質ですがそれ以外にもアミノ酸には個別の働きがあると考えられています。
・エネルギー代謝に関わるアミノ酸…
バリン・ロイシン・イソロイシン・アルギニン
分岐鎖アミノ酸（BCAA）に属するバリン・ロイシン・イソロイシンは筋肉でのエネルギー代謝と関わり、アルギニンは成長ホルモンを促す働きがあるといわれています。
オススメの食材としては、
・まぐろの赤身、かつお、鶏むね肉。
・あじ、サンマ、鶏もも肉、卵。
比較的少量でも多く摂りやすいため納豆や木綿豆腐もオススメです✨
・脂肪からのエネルギー代謝のサポート…
リシン・プロリン・アラニン・メチオニン・アルギニン
有酸素運動などで、脂肪からのエネルギー供給にかかわる物質の原料となると考えられています。
オススメの食材としては、
・リシンやアラニン、メチオニンは煮干しや鰹節。
・プロリンは乳類や小麦食品。
・アルギニンは大豆製品。
・免疫力に関わるアミノ酸…
アルギニン・グルタミン
グルタミンは消化管の粘膜の栄養源としても利用されることから腸管でのバリア機能を高める作用もあり、腸管免疫機能の発揮に重要な役割を果たしています。
アルギニンは白血球の自然免疫における殺菌効果を担う一酸化窒素（NO）の原料となることから、免疫機能を高める役割を持つアミノ酸です。
オススメの食材としては、
・ニンニク、大豆製品、マグロ、鶏卵、うなぎ
・チーズ、肉
ただしグルタミンは食品から摂取するにあたり、水や熱に弱い性質があるため注意が必要になります。またお酢などの酸性食品との組み合わせでの、成分が破壊されてしまうので、サプリメントからの摂取もオススメです！
・リラックスや集中力を高める効果…
トリプトファン・チロシン
トリプトファンとチロシンは脳の伝達物質に関わるアミノ酸です。トリプトファンは脳をリラックスさせるセロトニンの原料となり、精神を安定させ、鎮痛作用を持ちます。
チロシンは神経伝達物質の原料となり、うつ状態を改善する効果がある非必須アミノ酸の一種です。 またチロシンは代謝や自律神経の調整を行う甲状腺ホルモンや髪の毛、皮膚の黒色色素であるメラニンの材料となります。
オススメの食材としては、
・ごはんやパン、煮干しや麩、ごま。
・チーズや大豆食品、牛乳。
このようにアミノ酸は、様々な場面でも活躍をしています。
スポーツの場面では、持久力の向上、疲労の軽減などに役立ちます。もちろんダイエットや筋トレを行う際にも意識して摂取したり、うまく活用していかなければなりません。
ダイエットのために筋トレを行っている方でしたら、まず考えなければいけないのが
トレーニング中の筋肉の分解を防ぐことです。筋トレを行うために、体はエネルギーを必要とします。特に筋肉を分解しエネルギーを生成することは、せっかくのトレーニング効果を半減させてしまいます。
それを防ぐためには、血中のアミノ酸の濃度を高い状態に保つ必要があります。
そのためには、トレーニングの90分前にプロテインや茹で卵を食べておくと、血中のアミノ酸の濃度を高く保つことができ、効率よく運動に臨むことができますので、ぜひお試しください❗️
以上。今回は「アミノ酸」についてお伝えしていきました。
ご覧になっている方のお役に立てましたら幸いです(^ ^)
それでは次回のブログでお会いしましょう！